3/20(火)、仕事を終え、久しぶりの東京へ戻る。明日は東京での久々の休みという開放感の中、新幹線の中でのビールのプファーに誘われるが、ビールも食事も我慢し、スタバのコーヒー片手にひたすら読書タイム。
東京に着くと、山手線で御徒町へ。喧騒の中を少し歩き、ピアノバーのNへ。中に入ると、なじみのママさんとおねえさん2人が笑顔で迎えてくれる。「ああ、帰ってきたぁ」とほっとする瞬間である。
この店は数年前から来ているのだが、いつも来る時間が遅いので、ライブを聴いたこともなければ、名物の中華料理も食したことがない。今日こそは、両方楽しむぞ!と大阪から欲望を我慢してきた次第。
今日は、マッキーさん(p、vo)と横山達治さん(per)のライブがあるのだ。ただ、どうも歌っている人がもう一人いる。しかも、心にすーっと染み入るナチュラルな歌声でのボサノバだ。
おねえさんに、そのお方は急遽飛び入りで参加された、原久美さんと聞かされる。しかも、相当な方であるらしい。それは、素人の私にも、歌を聴くだけでもよくわかる。飾るところも、隠すところもない、ご自身そのままが自然に伝わってくる歌である。
一部が終わり、マッキーさんが横に座る。とても気さくな方で、「彼女がここにくるのは15年ぶり。今日ここで彼女の歌が聞けるのは超ラッキーなのよ」という。しかも、何も知らない自分が情けないかな、横山さんだって、日本のパーカッションの草分け的な存在だという。原さんにしろ、横山さんにしろ、マッキーさんとのご関係でこの場に来られたのであろう。そういう場所に居合わせることになった一介の会社員は幸いである。
東京にいるときは、故郷の熊本に帰ると、落ち着くなぁ~と感じていたが、勤務先が大阪になり、我が家のある東京に戻ると、とても落ち着くなぁ~を感じるようになった。池之端にもその落ち着くなぁ~をあえて実感するために立ち寄ったようなものであるが、こんなおまけがついて来ようとは(おまけなんて言っては失礼なくらい)。
生き物にはやはり帰巣本能というものがあることを改めて実感した。これはまさしく本能である。そうであるならば、生き物には必ず戻れる場所が必要なのだろう。ワンちゃんにはハウスが必要なように、私には東京が、池之端が必要なのである。おそらく、帰ってきたなぁ~、落ち着くなぁ~を感じているとき、私の脳内は幸福感をもたらすホルモンが充満しているはずである。
ところで、原さんは、3/25(日)に4枚目のアルバム「LOVE&PEACE」を出されるとのこと。それに合わせて、3/24と4/27には記念ライブもあるとのこと(*1)。
残念だが行けそうにないので、CDでがまんするとしよう。
そのCDの中には、その場の私のリクエストに応えて歌って頂けた「Down Town」が入っている。この曲は、「オレ達ひょうきん族」のエンディングでEPOが歌っていたものであり、私も最近カラオケでよく歌っている。当時中学生で土曜の夜によく聴いていた曲であるが、私にとっては、この曲もまた帰るところなのである。
Nのグランドピアノの上には、今日もまた、深紅の薔薇が一輪置いてあった。
(*1)原久美さんのホームページ:http://www008.upp.so-net.ne.jp/kumihara/ 原さんはなぜ、新しいアルバムで「Down Town」をセレクトされたのか、そのわけをぜひ聞いてみたいものだ。
⇒原さんにメールで教えて頂きました。ありがとうございました。
「ダウンタウンは、大学時代のバンドのレパートリー。シンガーソングライターの原久美にたくさんの影響をくれている、昔の愛唱歌をあらためて歌ってみるというコンセプトでカバーのアルバムを作りました。原久美」
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