上野の山での再会
10/23(金)は、上野の東国博にて。
10/25(日)は、栃木県佐野市の吉澤美術館にて、
若冲。
まずは、上野。
動植綵絵は3年前の三の丸、
2年前の相国寺以来。
今出川では、凄まじい熱気の中、
作品に接近するだけで一苦労したが、
今回はそこまででもない。
今回、全30幅の中で一番きになったのは、
「薔薇小禽図」。
ピンクとホワイトの薔薇の花が咲き乱れる中、、
一羽の小鳥が片足で立っている。
尾をピンと垂直に跳ね上げて、
凛として一本足で立っている。
しかし、その目は少し笑っているかのようにも、
一本足で立っていることを、どんなもんだいと
少し自慢げのようにも見える。
私が若冲の画が好きなのは、
このユーモアと可愛げなのだ。
金比羅で観た「若冲燕」を思い出した。
とはいえ、何かが物足りない。
そう。本来は、この動植物達と一体であるべき
「釈迦三尊像」である。
先に感じた熱気の違いはそこにもあったのかも
しれぬ。
ただ、三尊はいらっしゃらなかったものの、
今回は、「旭日鳳凰図」を間近でゆっくりと
堪能できたのがよかった。
限りなく精密、しっとりと妖艶。
お決まりの朱色だけでなく、
羽のエメラルドグリーンが美しい。
もちろん、動植綵絵の「老松白鳳図」の白さ極まる
鳳凰もよいが、極彩色のこの鳳凰も素晴らしい。
滋賀で見てきた「象と鯨図屏風」の大胆さとは
完全に対極にある緻密さ、そして、
その落差激しい両方の画を巧みに描く若冲の筆に、
言葉もなく、ただただ見入っているばかりであった。
佐野市の若冲は記事を改めて。
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