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2009年10月31日 (土)

上野の山での再会

10/23(金)は、上野の東国博にて。

10/25(日)は、栃木県佐野市の吉澤美術館にて、

若冲。

                                                 まずは、上野。

動植綵絵は3年前の三の丸、

2年前の相国寺以来。

今出川では、凄まじい熱気の中、

作品に接近するだけで一苦労したが、

今回はそこまででもない。

                                                今回、全30幅の中で一番きになったのは、

「薔薇小禽図」。

ピンクとホワイトの薔薇の花が咲き乱れる中、

一羽の小鳥が片足で立っている。

尾をピンと垂直に跳ね上げて、

凛として一本足で立っている。

しかし、その目は少し笑っているかのようにも、

一本足で立っていることを、どんなもんだいと

少し自慢げのようにも見える。

私が若冲の画が好きなのは、

このユーモアと可愛げなのだ。

金比羅で観た「若冲燕」を思い出した。

                                                    とはいえ、何かが物足りない。

そう。本来は、この動植物達と一体であるべき

「釈迦三尊像」である。

先に感じた熱気の違いはそこにもあったのかも

しれぬ。

                                                   ただ、三尊はいらっしゃらなかったものの、

今回は、「旭日鳳凰図」を間近でゆっくりと

堪能できたのがよかった。

限りなく精密、しっとりと妖艶。

お決まりの朱色だけでなく、

羽のエメラルドグリーンが美しい。

                                                 もちろん、動植綵絵の「老松白鳳図」の白さ極まる

鳳凰もよいが、極彩色のこの鳳凰も素晴らしい。

滋賀で見てきた「象と鯨図屏風」の大胆さとは

完全に対極にある緻密さ、そして、

その落差激しい両方の画を巧みに描く若冲の筆に、

言葉もなく、ただただ見入っているばかりであった。

                                                佐野市の若冲は記事を改めて。

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